以前勤めていた築地本願寺には、僧侶としての職階と事務員との職階がありました。

事務員としての職階は、書記・録事・主事・参事と次第していきますが、僧侶としての職階は承仕と参勤しかありません。

私は参勤に職階があがり、程なく退職し在職期間中のほとんどを承仕という職階で過ごしました。

承仕と参勤の職務内容を簡易述べますと、参勤は主に読経や法要における内陣(お寺の仏壇にあたる部分で一般の方は特別な事情がないと入れない)での出勤であり、承仕の職務は、読経や法要が厳修される際の下準備が主な仕事でありました。

いわば、参勤は表舞台であり承仕はそれを支えるような裏方ということです。

この承仕の職務の一つに内陣の荘厳(「荘厳」(しょうごん)自体は「厳かな様子」という意味がありますが、浄土真宗業界で「荘厳する」と言う場合、「お飾りを整える」という意味合いがあります。)があります。

しかし、この荘厳が曲者です。

基本的に、お寺の内陣は左右対称に見えるように各仏具を配置するのですが、仏具一つ一つに個性があって左右対称に作られていないので、全体的により左右対称に見えるかどうかは、その荘厳を確認する人物の主観に依るところが大きいのです。

ある人から見れば左右対称に見えるようでも、他の人から見ると完璧でないということが多々あります。

出来る限り左右対称に見えるようにというコツ(例えば、主観者から近い仏具の後ろにある仏具の見え方が左右対称かどうか)があるのですが、荘厳を確認する人物の経験・感覚によるところが大きいというのが現実です。

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