『安心決定鈔』は御讃題(法話の最初に拝読する、その一座の肝要のお言葉)に用いて良かったんだっけ?という疑問がおこり、布教使課程のCコースの際に頂いた資料を引っ張りだしてきました。

その資料には【「本願寺派宗制に規定される「聖教」「聖教に準ずるもの」から選択する】とあります。

そして本願寺派の宗制みますと、「 宗祖や第八代宗主蓮如が信心の鑑として敬重された典籍は聖教に準ずる」とあります。

結論として、蓮如上人が大切にされた『安心決定鈔』は御讃題に引いてよいということなのでしょう。

しかし、布教使課程Cコースの資料には【聖教に準ずるもの】の中に『安心決定鈔』の名前がありません。

理屈から言えばOKだけど、避けた方がいいよねってことなんでしょうか。

記録として、宗制と布教使課程Cコースの資料の内容を記録しておきます。


浄土真宗本願寺派宗制

聖教

浄土三部経

仏説無量寿経 康僧鎧訳
仏説観無量寿経 ?良耶舎訳
仏説阿弥陀経 鳩摩羅什訳

七高僧の撰述

十住毘婆沙論龍樹造鳩摩羅什訳
浄土論
(無量寿経優婆提舎願生偈)
天親造菩提留支訳
往生論註
(無量寿経優婆提舎願生偈註)
曇鸞撰
讃阿弥陀仏偈曇鸞撰
安楽集道綽撰
観経疏
 観経玄義分
 観経序分義
 観経定善義
 観経散善義
善導撰
法事讃
(上巻首題:転経行道願往生浄土法事讃、
 上巻尾題:西方浄土法事讃
 下巻首尾:安楽行道転経願生浄土法事讃)
善導撰
観念法門
(首題:往生礼讃偈
 尾題:観念阿弥陀仏相海三昧功徳法門経))
善導撰
往生礼讃
(首題:往生礼讃偈)
善導撰
般舟讃
(首題:依観経等明般舟三昧行道往生讃、
 尾題:般舟三昧行道往生讃)
善導撰
往生要集源信撰
選択集
(選択本願念仏集)
源空撰

宗祖の撰述

顕浄土真実教行証文類
浄土文類聚鈔
愚禿鈔
入出二門偈頌
浄土和讃
高僧和讃
正像末和讃
浄土三経往生文類
尊号真像銘文
一念他念文意
唯信鈔文意
如来二種回向文
弥陀如来名号
御消息、その他の撰述及び文書

上記のほか、宗祖の教えを伝承し、その意義を明かにされた第三代宗主覚如の撰述及び第八代宗主蓮如の『御文章』等、並びに宗祖や第八代宗主蓮如が信心の鑑として敬重された典籍は聖教に準ずる。

布教使課程Cコースの資料

本願寺派宗制に規定される「聖教」「聖教に準ずるもの」から選択する

聖教

浄土三部経

『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』

七高僧の論釈

宗祖著述

ご本典 その他の著述

ご和讃は冠頭讃~恩徳讃まで 和讃は一首

誡疑讃・聖徳奉讃・悲歎述懐讃は用いる場合は内容に注意すること。

『悲歎述懐讃』

二種深信のうち、機の深信が強く出ている事が多い。
機の深信であるから、罪悪感や自己内省、自己反省とは意味が違う。
誤解を招き易いので用いない。また、宗祖が悲嘆されるところであるので遠慮すべきである。

聖教に準ずるもの

歎異抄

歴代著述

覚如上人・蓮如上人の著述

蓮師の御文章

「肝要は拝読の御文章」と言うなら、肝要に拝読する。

ご讃題としては、文の量が多いので一節を用いる方がよい。

『大経』の五悪段やその他差別に関連するものはご讃題として相応しくない。

また、採用する文の量が多くなり過ぎないように注意すること。

必ず讃題の最後に「〇〇〇 と ー」をつける

〇〇〇等と仰せになられました。ということを示している。


以上、記録です。

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